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交通事故の用語解説 損害賠償 バイクの事故リスク情報!予防のための対策は?

乗り物の運転中に気をつけなければいけないのが交通事故です。
とりわけバイクは車体にまたがって乗るという構造上、車などに比べて事故時の危険性が高いとされています。

もしもバイクを運転する際は、バイク事故にどういったリスクが潜んでいるのか、どんなことに注意すればいいのか、しっかりと理解しておくことが重要となるでしょう。

そこでここでは、バイク運転時の事故のリスクや発生要因、事故予防のポイントなどを解説していきます。

バイク事故ならではのリスクとは?

2つのタイヤで走行するバイクは、4輪の自動車に比べてバランスを失いやすく、事故も起こりやすいと考えられています。

また、車体のなかに乗り込む自動車と違って、バイクは運転手の体を守ってくれるものがありません。

さらに、シートベルトもないので事故に遭った際は生身に直接衝撃を受けたり、ぶつかった反動で体が空中に投げ出されたりといったことが起こります。

ヘルメットやプロテクターなどを装着することで事故時のダメージをある程度軽減できるものの、それでも危険性は高いと言えるでしょう。

実際にバイクでの事故は、自動車での事故に比べて致死率が高い傾向にあります。

警察庁交通局が発表した「平成27年における交通事故の発生状況」のデータによれば、交通事故における致死率(死傷者数に対する死者数の割合)が自動車で0.30なのに対し、自動2輪車では1.33、原付では0.60です。

数値が示すとおり、自動車に比べてバイクのほうが高い致死率だということがわかります。

さらに、原付よりも自動2輪車のほうが致死率が高いことから、排気量の大きいバイクほどリスクが高い傾向にあるとことがうかがえるでしょう。

バイクの事故要因には何があるのか

バイク運転時の主な事故要因としては、まず、視界の悪さが挙げられます。

裸眼の場合は風を顔面に受けることで視界が悪くなりますし、フルフェイスヘルメットなどをかぶっていると視界が狭くなりがちです。

明瞭な視界が保たれていない状態では、当然ながら事故のリスクが高まってしまうでしょう。

さらに、バイクが自動車の死角に入りやすいということも事故要因となります。
バイクは小回りが利くため、道路上のさまざまな位置を移動可能です。

しかし、自動車側からすると、バイクが対向車の陰や大型車の後方にいたり、サイドミラーやバックミラーに映らない位置にいたりすると、視認できない場合があります。

そうした死角からバイクが急に飛び出してくることで、自動車側は咄嗟に対応できず、事故の発生につながってしまいます。
加えて、バイクは車体の横幅が小さいので、渋滞時などに自動車のあいだをすり抜けて進むことも可能です。このようなバイクのすり抜け行為も事故要因となります。

それから、制動距離の短さもバイクの事故要因のひとつとなるでしょう。
バイクのブレーキは前輪と後輪で別々に作動し、車体も比較的軽量のため、自動車よりも短い距離で停止することができます。

このことを把握していない自動車運転手がバイクの停まるタイミングを見誤り、後方から追突してしまうといったことがありえます。

また、運転における感覚の違いも事故を起こす要因です。バイクと自動車では車体のサイズが異なり、運転時の距離感やスピード感も違います。
この感覚のずれが事故につながることがあります。

どんな事故が多いのか

バイクで多いのは、無理な追い越しをしようとして事故を起こしてしまうというパターンです。

自動車のあいだをすり抜けて進むことができるバイクは、追い越しもやりやすいのが特徴です。
しかし、強引に追い越そうとして自動車の死角に入ってしまったり、対向車線に出てしまったりすることで事故が発生します。

または、自動車がバイクを煽った結果、事故に発展するというパターンもあります。

例えば、渋滞で苛立った自動車の運転手が、すり抜けをしようとしたバイクに嫌がらせでわざと車体を寄せ、やりすぎて接触してしまうといったケースです。

他にも、運転操作ミスによる自損事故や、前方不注意による事故などといったパターンが見られます。

バイクの事故を予防するには?

バイク事故を予防するのに重要なのは、「バイクという危険性の高い乗り物を運転している」という自覚を持つことです。

事故の際の致死率が高いことを十分に理解し、運転時は安全確認を徹底して、できる限り事故のリスクを軽減するように努めましょう。

交差点で減速する、安全だと勝手に思い込む「だろう運転」をしないなどといった基本も忘れてはいけません。

また、バイク優先だと考えないことや、自分の運転技術を過信しないことも大切です。

それから、自動車の運転手のなかには、バイクをはじめとした2輪車を軽視する人がいるということも覚えておきましょう。

そうした運転手から嫌がらせや煽り行為を受ける可能性があることを意識し、被害に遭ったときは冷静に対処することが大事です。

事故に遭わないように予防を徹底

バイクは人気があって愛好者も多い乗り物ですが、その楽しさを満喫するには、事故を起こさず安全に運転することが大切です。

そのためにも、バイク運転における危険性を把握し、どんなことが事故の要因となるのか、どういったケースの事故が多いのかといったことを理解しておく必要があるでしょう。

バイクを運転する以上は事故に遭う可能性をゼロにすることはできません。
しかし、安全運転を心がけてきちんと予防すれば、リスクを抑えることは可能なのです。