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交通事故の用語解説 損害賠償 交通事故で罰金発生!種類や支払い方法情報

交通事故が起こった際、運転手に落ち度があればその責任を負うのは当然のことです。 しかし、責任の取り方としては被害に対する賠償金ばかりに目がいってしまい、罰金については忘れがちではないでしょうか。 しかも、罰金は賠償金と異なり、保険金がおりないのですべて自己負担です。 いざという時に困らないように、どのようなケースでどのぐらいの罰金を払わないといけないのか、また、罰金が支払えない場合はどうなるのかなどについて解説をしていきます。

交通事故の罰金刑ってどんなもの?

信号無視や駐車違反などをしてしまった時に支払うお金は罰金と呼ばれることが多いですが、これは正式な名称ではありません。 それらの比較的軽い交通違反に対して支払いが命じられるのは反則金です。 その場合、青キップと呼ばれる交通反則告知書が発行され、反則金の払込用紙を渡さます。 それに対して、酒気帯び運転や一般道で30キロ以上のスピード違反を行うなどの重大な交通違反をしてしまった場合に支払うのが罰金です。 違反点数が6点以上の一発で免許停止処分となる違反行為の場合は反則金ではすまされず、すべて罰金となります。 しかも、反則金の場合は行政処分という形になりますが、悪質な交通違反のケースではしばしば刑事責任が問われます。 そうなると、刑事処分が行われ、略式裁判よって有罪及び罰金刑が確定してしまうのです。 つまり、罰金とは刑罰のひとつであり、有罪確定によって前科がつくことを意味しています。 交通事故でも運転手の過失が少なく、事故による被害が軽微であれば行政処分のみですむ場合もあります。 しかし、そうでなければ交通事故によって前科者になってしまうケースは十分にありえるというわけです。

交通事故の罰金の種類って?

交通事故に伴う違反行為はいくつかの種類に分かれ、それによって罰金の金額も変わってきます。 ちなみに、交通事故の主な原因としては居眠り運転、漫然運転、運転操作ミス、前方不注意などが挙げられます。 これらは道路交通法では安全運転義務違反とひとくくりでまとめられ、交通事故の原因の大半を占めています。 ただし、安全運転義務違反には罰金刑はなく、支払わなければならないのは反則金9000円です。 それに対して、罰金刑の対象となる違反行為としては、たとえば緊急措置義務違反があります。 これは交通事故を起こした際に負傷者の救護、事故現場の危険防止措置、警察への事故の報告などを怠ることを指すものです。 この場合、人身事故なら50万円以下、物損事故なら10万円以下の罰金となります。 また、車の運転によって建造物を損壊させた場合に問われるのが過失建造物損壊罪です。 ブレーキとアクセルを踏み間違えて店舗に激突したなどといった行為がそれにあたり、10万円以下の罰金となります。 さらに、交通事故のニュースなどでよく耳にする言葉として業務上過失致死傷罪があります。 これは業務上必要な注意を怠り、それが原因で人を死傷させることです。 この場合は50万円以下の罰金になります。 ここで気をつけてほしいのは、業務上過失致死傷罪の業務上とは必ずしも仕事中を意味する言葉ではない点です。 ここでの業務とは日常的に反復して行われる危険行為を指しています。 つまり、車を運転する行為自体が業務となり、仮に、買い物の途中で人身事故を起こしても業務上過失致死傷罪は成立するというわけです。

罰金の支払い期限や支払い方法

交通事故を起こして刑事責任が問われると略式裁判が開かれます。 そして、罰金刑が確定した場合は裁判所から振込用紙が送られてきます。 そこに支払期限が記載されているので、それにしたがって支払いを行うことになります。 もし、その期日を守らなければ刑務所に収監される可能性があるので気をつけてください。 また、罰金が高すぎて一括では支払ができないというケースもあるでしょう。 この場合でも原則として分割払いは認められていないのですが、経済状況によっては例外的に認められる可能性もあります。 まずは検察庁徴収係で事情を話して判断を仰ぎましょう。 もし、分割払いが認められずに支払い期日を過ぎても罰金を支払えなかった場合は労役場に送られ、1日5000円の労役を罰金の額面分だけ行うことになるので注意が必要です。 ちなみに、労役場は受刑者と同じ規定が適用されるため、刑務所に入っているのと似たような扱いを受けることになります。 ただ、刑務所のように必ずしも頭を丸刈りにするとは限らず、また、処分内容によっては仮外出の許可が下りる場合もあります。

罰金刑にならないように違反しないことが重要!

同じ交通事故に対する処罰であっても反則金と罰金では大違いです。 前者の場合は支払う金額も比較的少なくて済みますが、後者の場合は額が大きくなる上に、刑事処分となるために前科までついてしまいます。 また、万が一、罰金が払えない場合は刑務所や労役場に収監されてしまうケースさえあるのです。 そうなると、将来的にさまざまな不具合をこうむる可能性がでてきます。 それを避けるためにも、日頃から交通違反や罪になる行為は徹敵的に避けようにするべきです。 このぐらい大丈夫だろうという油断が大きな不幸を招くことを肝に銘じておきましょう。