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判例要約
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保証契約を締結した後に主債務者が反社会的な勢力が判明したら、保証人は責任を負うかな~?

ずばり! 保証人は責任を負わない

なぜ、保証人は責任を負わないのか?「街角相談所-法律-」
では、実際にあったお話しをもとに解りやすく解説します。

保証契約を締結した後に主債務者が反社会的な勢力が判明したら、保証人は責任を負うか?

実際にあったお話し

ある日、第一銀行は太郎さんの会社に対して8,000万円を貸し付けました。
その際、街角信用保証協会は、第一銀行との間で保証契約(以下、「本件保証契約」といいます)を締結しました。

本件保証契約では、第一銀行が「保証契約に違反したとき」には街角信用保証協会は免責されるという免責条項がありました。また、政府は反社会的勢力との関係を遮断するという監督方針を示していましたが、太郎さんは暴力団員であることが後に判明しました。

その後、第一銀行が街角信用保証協会に対して、本件保証契約に基づき保証債務の履行を請求しました。

これに対して、街角信用保証協会は「①本件保証契約は主債務者が反社会的勢力であることを知らずになされたのであり、錯誤により無効である、②第一銀行は保証契約に違反したことから免責条項により保証債務を免れるはずである」と主張しました。

「保証契約を締結した後に主債務者が反社会的な勢力が判明したら、保証人は責任を負うか?」の結果について

街角信用保証協会の主張が認められ、第一銀行の請求は認められませんでした。

ポイント解説

(1)主債務者が反社会的勢力でないということは、要素の錯誤にはあたらないとされた。

⇒ 主債務者が反社会的勢力であるかどうかということは、単なる契約締結の際の動機であって本件保証契約の内容となっているとはいえず、要素の錯誤はないとされたため、錯誤無効の主張は認められないとされた。

(2)免責条項により街角信用保証協会は免責されることとなった。

⇒ 第一銀行は、保証契約の締結に先立って主債務者が反社会的勢力であるか否かについて、しっかりとした調査をすべきであったにもかかわらず、調査をしていなかった。
そのため、第一銀行は「保証契約に違反したとき」にあたるため、街角信用保証協会は免責されることとなった。

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この事例の投稿者

街角相談所 -法律- 編集部

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