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前夫と肉体関係を持ち、平穏な家庭を破綻させた女性に対し、前妻はどの程度の慰謝料請求できるのかな~?

ずばり! 慰謝料請求できる

なぜ、慰謝料請求できるのか?「街角相談所-法律-」
では、実際にあったお話しをもとに解りやすく解説します。

前夫と肉体関係を持ち、平穏な家庭を破綻させた女性に対し、前妻はどの程度の慰謝料請求できるのか?

実際にあったお話し

夫婦である太郎さんと花子さんは、互いに医師として同じ病院に勤めていました。2人は海外旅行へ一緒に行ったり、誕生日を祝ったりするなど夫婦生活は円満でした。

ところが、ある日突然、花子さんは太郎さんから離婚を迫られました。花子さんが訳を聞いても太郎さんは 「1人になりたい」などと理由をはっきりさせず、その後花子さんは職場で太郎さんから嫌がらせを受けるようになりました。同じ頃、離婚話のショックで長男の片耳が一時的に聞こえなくなるという出来事もあり、息子の動揺ぶりに非常に心を痛めた花子さんは離婚を決意しました。

離婚届を作成し、太郎さんとは別の場所で働かざるを得なくなった花子さんが新しいクリニックを開院した頃、患者さんから太郎さんが新しい相手と結婚する予定であることを聞かされました。太郎さんに問いただしたところ太郎さんはこれを認めました。相手は裕子さんという、同じ病院で働く看護師の女性で、花子さんが働いていた頃からずっと一緒に働いていた人でした。さらには、その頃から肉体関係があることがわかりました。

そこで、花子さんは裕子さんに対し、「太郎さんと裕子さんの不倫が始まったのは花子さんが離婚を迫られる前であり、太郎さんが裕子さんと肉体関係を持ったことが夫婦の関係を破綻へと導いた直接の原因だということ、さらに離婚することによって太郎さんとは同じ病院で働けなくなり、別の場所での病院開業を余儀なくされたことなどから精神的苦痛を被った」と主張し、慰謝料約500万円を請求しました。

一方、裕子さんは、「以前から太郎さんと花子さんが人前で感情むき出しの言い争いをしていたことなどがあり、その頃から既に夫婦関係は破綻していて、さらに自分が太郎さんと肉体関係を持ったのは、太郎さんと花子さんが離婚した後のことで、自分は夫婦関係破綻の直接の原因ではない」と主張して、花子さんからの請求を拒否しました。

「前夫と肉体関係を持ち、平穏な家庭を破綻させた女性に対し、前妻はどの程度の慰謝料請求できるのか?」の結果について

花子さんの請求が認められ、裕子さんから慰謝料約150万円を受け取ることができた。

ポイント解説

(1)裕子さんは不倫に加担したので、責任を逃れられないとされた。。

⇒ 太郎さんが花子さんに対し離婚を切り出したタイミングで、既に太郎さんと裕子さんの肉体関係を伴う不倫は始まっていた。太郎さんと花子さんの夫婦関係は円満であったにもかかわらず、太郎さんが離婚を考えるきっかけとなったのは裕子さんとの不倫関係にあり、裕子さんは不倫に加担したので責任を逃れることはできないと判断された。

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街角相談所 -法律- 編集部

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