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判例要約
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労働基準監督署からの保険金給付を受ける場合、会社からの損害賠償は減額するのかな~?

ずばり! 損害賠償は減額しない

なぜ、損害賠償は減額しないのか?「街角相談所-法律-」
では、実際にあったお話しをもとに解りやすく解説します。

労働基準監督署からの保険金給付を受ける場合、会社からの損害賠償は減額するのか?

実際にあったお話し

街角会社は車の整備を事業の目的とする会社であり、太郎さんも整備工として働いていました。

あるとき、太郎さんが車の整備業務を行っていると、工場のクレーンが落ちてぶつかってしまいました。
この事故により、太郎さんは脳挫傷の重傷を負い、一生仕事のできない身体になってしまいました。

太郎さんが障がい者になったことにより、太郎さんは労働基準監督署から保険金を受けとれる事になりました。
その後、太郎さんは街角会社を相手に使用者責任に基づく損害賠償請求を行うべく、訴えを起こしました。
これに対し、街角会社は「太郎さんは労働基準監督署からの保険金給付を受けることが決定されているため、この限度で街角第一会社の責任は減少する」と主張し、損害賠償は減額されて認められるべきであると主張しました。

「労働基準監督署からの保険金給付を受ける場合、会社からの損害賠償は減額するのか?」の結果について

太郎さんは損害賠償を減額をされずに受け取ることができる

ポイント解説

(1)保険給付の確定と受給権者の使用者に対する損害賠償債権額から将来の給付額を控除することの可否

⇒ 政府が保険給付をしたことによって、受給権者の使用者に対する損害賠償請求権が失われるのは、保険給付が損害の補てんという性質をも有する以上、政府が現実に保険金を給付して損害を補てんしたときに限られ、いまだ現実の給付がない本件において、たとえ将来にわたり継続して給付されることが確定していても、受給権者は使用者に対し損害賠償の請求をするにあたり、このような将来の給付額を損害賠償債権額から差し引く必要はないと解するのが、相当であるとされ、太郎の損害賠償請求は減額されずに認められると判断された。

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この事例の投稿者

街角相談所 -法律- 編集部

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