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判例要約
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被害者が死亡したら、相続人に損害賠償請求の権利は相続されるのかな~?

ずばり! 損害賠償請求の権利は相続される

なぜ、損害賠償請求の権利は相続されるのか?「街角相談所-法律-」
では、実際にあったお話しをもとに解りやすく解説します。

被害者が死亡したら、相続人に損害賠償請求の権利は相続されるのか?

実際にあったお話し

トラック運転手の太郎さんは妻の花子さん、一郎くんの家族3人で仲良く幸せに暮らしていました。

ある日、太郎さんがトラックの荷台に陶器を積み込み運送していました。
信号が赤に変わったため、運転するトラックを交差点の手前で停車しました。

そのタイミングで、普通自動車を運転する健太さんが太郎さんの運転するトラックの停車する交差点に差し掛かろうとしていました。
太郎さんは信号が青に変わったためトラックを発進させ、交差点内に侵入したところ、健太さんの車が赤信号を無視して交差点内に侵入し、太郎さんの運転するトラックに衝突しました。
その衝突の衝撃で太郎さんの運転するトラックは横転し、太郎さんは即死してしまいました。

悲しみにくれた、花子さんは健太さんに対して、太郎さんが将来収入として得ていたであろう1,000万円の損害賠償請求を行うことにしました。

「被害者が死亡したら、相続人に損害賠償請求の権利は相続されるのか?」の結果について

花子さんの請求は認められ、健太さんに対し1,000万円の損害賠償請求を行うことができる

ポイント解説

(1)被害者が死亡した場合であっても、被害者に損害賠償請求権が帰属し、これが相続される。

⇒ 損害賠償請求(民法709条)を行うことができるのは、原則として直接被害者である。
そして、損害賠償請求権は、被害が発生した時点で取得する。
被害者が即死した場合であっても、傷害という被害と死亡との間には観念上時間の間隔がある。
したがって、被害者が即死した場合であっても、被害者に損害賠償請求権が帰属し、相続の対象となる。
よって、花子さんは、健太さんに対して請求を行うことができる。

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この事例の投稿者

街角相談所 -法律- 編集部

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