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判例要約
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10年以上「パートナーシップ関係」だった相手に慰謝料請求できるのかな~?

ずばり! 慰謝料請求できない

なぜ、慰謝料請求できないのか?「街角相談所-法律-」
では、実際にあったお話しをもとに解りやすく解説します。

10年以上「パートナーシップ関係」だった相手に慰謝料請求できるのか?

実際にあったお話し

花子さんと太郎さんは、数年の交際を経て婚約。しかしその後、婚約を破棄し、合意の上で「パートナーシップ関係」を16年間続けてきました。

「パートナーシップ関係」とは?
2人が独自に考えた関係のことで、お互いの家の合鍵を持ち合わず、共有する財産も一切持たないお互いの自立を重んじた関係のこと。
男性Bさんの希望で2人の子供をもうけ、嫡出子(法律上で夫婦の子供と認められた子供)とするために一時的に婚姻届を出したが、すぐに離婚届を提出していた。
(ちなみに2人の子供の養育責任は、すべて太郎さんが持つことになっていた)

そんな中、太郎さんは新たに知り合った別の女性との結婚を考えるようになり、花子さんにパートナーシップ関係の解消を告げました。
これに対し花子さんは太郎さんの行為は不法行為に当たるとして、太郎さんに対し慰謝料の支払を求めました。

「10年以上「パートナーシップ関係」だった相手に慰謝料請求できるのか?」の結果について

花子さんの慰謝料請求は無効とされた。

ポイント解説

(1)2人の関係は、婚姻関係と同等のものと認められなかった。

⇒ 2人は意図的に婚姻を回避して「パートナーシップ関係」を続けていたため。

(2)2人がこの関係を生涯続けることを合意していた形跡がなかった。

⇒ 「一方的に関係を解消されたことで花子さんが不満を抱くことは理解できるが、太郎さんの行為が慰謝料が発生する不法行為とはできない」とされた。
2人がこの関係を将来に渡って続けることを合意していた形跡(書面等)がなかったので、婚姻関係のように関係を存続することに、太郎さんに何も法的義務はなく、かつ花子さんにも法的な権利はないとされた。

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この事例の投稿者

街角相談所 -法律- 編集部

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