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判例要約
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子供を法律上の子供にするためだけに行った一時的な結婚は有効なのかな~?

ずばり! 結婚は無効にできる

なぜ、結婚は無効にできるのか?「街角相談所-法律-」
では、実際にあったお話しをもとに解りやすく解説します。

子供を法律上の子供にするためだけに行った一時的な結婚は有効なのか?

実際にあったお話し

恋人同士であった太郎さんと花子さんはある日、花子さんの妊娠が発覚し、結婚をしないまま松子ちゃんを出産しました。

ところがその後、2人は破局し、太郎さんは別の女性である裕子さんと結婚の話が持ち上がりました。
太郎さんが裕子さんとの結婚の話を花子さんにも伝えると、花子さんは「せめて松子ちゃんだけは嫡出子(嫡出子(法律上にて結婚関係にある男女の間に生まれた子供のこと)にさせたいから、私と結婚してください。その後は離婚することを約束します」といった内容を太郎さんに伝えてきました。
そこで、太郎さんはその内容を書いた誓約書を花子さんとの間で取り交わし、太郎さんと花子さんは婚姻届けを作成・提出しました。
その直後、太郎さんは裕子さんと共同生活を開始しました。

ところがその後、太郎さんと花子さんとの間で実際には離婚が行われず、太郎さんと花子さんは戸籍のことで書簡のやり取りをしただけでした。
そこで、太郎さんは、「花子さんとの結婚を無効にしたい」と主張し、訴えを起こすことにしました。

「子供を法律上の子供にするためだけに行った一時的な結婚は有効なのか?」の結果について

太郎さんの主張は認められ、太郎さんと花子さんの結婚は無効とされた。

ポイント解説

(1)太郎さんには「花子さんと結婚する」という意思がなかったと判断された。

⇒ 法律上で、結婚の意思は、結婚の届け出とは違い、文章で書かれているわけではないが、結婚を成立させるために重要なことであるとされている。
そして、結婚の意思とは、「結婚する二人の間に、一般社会の中で夫婦であると認められる関係を欲している意思」である。
太郎さんと花子さんとの間には、裕子を嫡出子としての地位を得るためだけに結婚を利用する意思を持っていただけにとどまり、一般社会の中で夫婦であると認められる関係を欲している意思があったとはいえない。
そうであるとすれば、今回の結婚は、成立するための要件を満たしていないと言えるため、無効であると判断された。

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この事例の投稿者

街角相談所 -法律- 編集部

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